【読書メモ-8】ノスタルジア食堂 労働者の在りし日の食卓
「ノスタルジア食堂 労働者の在りし日の食卓」
イスクラ 著
旧社会主義国の人々の日常食のレシピを集めたレシピ本。
大体この手の本のレシピは日本人が普段日常で作るにはあまりにも分量が多すぎ、
手に入りそうもない食材が並んで作る前からお手上げの気持ちになることが多いのだけれど(骨付き肉2キロとか…)、
この本のレシピは普通に家にあるものをかき集めれば作れそうな手軽さで、普段作ってるごはんの匂いがする。
ひそかな好物の「サーロ」(脂身オンリーの生ハムみたいなもの)のレシピが掲載されてたのも嬉しかった。
どの料理も著者が集めた、旧社会主義国の普段使いの食器やカトラリーとともに写真に収められ、どれも素敵に似合っている。
巻末の社会主義スタイルの食堂探訪記やお菓子の包み紙の特集がまた楽しくて、こんなご時世だけど旅に出たくなる。